ラファエロ・サンツィオ(サンティ)
《ゲッセマネの祈り》 1504年頃

油彩/板 24.1×28.9 cm
Funds from various donors, 1932 / 32.130.1

新約聖書によれば、キリストは最後の晩餐の後、弟子たちを連れてオリーヴ山のゲッセマネの園に向かい、磔刑への恐れに苦悩しながら神に祈りますが、その脇で弟子たちは眠り込んでしまいます。この「ゲッセマネの祈り」の場面を表した本作品は、ルネサンスの巨匠ラファエロが20〜21歳頃に描いたものです。もともと、ラファエロがペルージャのサンタントニオ・ディ・パドヴァ女子修道院のために制作した祭壇画《聖母子と聖人たち(コロンナの祭壇画)》の最下部、「プレデッラ」と呼ばれる部分を飾っていました。若きラファエロの繊細優美な作風を堪能できる1点です。